著作権法とは

知的財産権の一つには、著作権があります。著作権関連には、著作者人格権や著作隣接権という権利も保護しています。著作権法では、著作を財産としてとらえ、権利を保護するために、その内容と範囲を定めています。

著作権とは、自らの思想や感情を絵画や音楽などのさまざまな表現形式で表したものなのですが、著作権法は、これらの著作物の財産について呼ぶものとなっています。そういったことから、著作権は、特許権などと同じ種類の知的財産として扱われているのです。

また、著作権は、ベルヌ条約という国際条約や万国著作権条約、TRIPS協定によって、著作物について最低要件を定めて保護されるように定められています。日本では、このベルヌ条約により、無方式主義を採用しています。そこで、著作権法は、これらの国際条約をもとに定めた法令ということになっています。

なお、コピーライトマーク「@」は、著作権者を表すものとして、国際的に使用されているマークとされています。ただし、日本の最高裁では、ベルヌ条約に加盟する北朝鮮に対して、その著作物保護の義務がないことを示しています。

著作権による効力

著作権法は、排他的な効力をもつものです。権利を独占して排除できる権利です。著作権は排他権でありながら、相対的独占権ということになります。そのことから、特許権のような絶対的な独占権ではないのです。これが著作権の特徴といえるものとなっています。

ただし、著作権法は、著作者によって作成された創作物についてその利益を保護するものなので、これには、著作法によって保護される権利は、無体財産権といわれているものです。この無体財産である著作権については、著作者が作品の有体物の所有権を他人に譲渡しても、著作者から著作権は消滅しません。著作権の譲渡においては、このことについて理解しておく必要があるでしょう。

また、文化庁においては、著作権の登録制度を設けていますが、著作物はこれに登録しなければ、権利が発生するといったものではありません。そのことから、著作権は、特許権などのように登録によってはじめて権利が発生するものとは異なるものとなります。著作物が創作されたときに、権利が発生するということを理解しておくことが必要となるのです。